『次世代へと引き継ぐもの(2)〜夢の場所から』

染色家 玉村咏さんの個展が始まりました。

30歳で亡くなった絵描きだった記憶にない父との二人展
   
京都文化博物館 6階 能舞台がある大広間を借り切っての作品展。
搬入のお手伝いに行ってきました。
  
    
咏さんはいつもは『ふざけた大人』なので、割に誰もが気さくに話しかけますが、
その作品の美しさの奥には見るものの心を見透かすような怖さや厳しさがあります。
  
    
それは技術の巧拙ではなく「自分の想い」の真偽を問われる厳しさです。
「美」にこだわっているようで、人からの評価を気にしていたり、
「こだわり」といいながら、陳腐なカッコつけた美意識だったり・・
纏っているものをはがされるような怖さがあります。
   
   
普通の作家でこの広さを満たすこと、何よりこの場所を借りることさえできません。
咏さんは当たり前のように、簡単なことのように言うけれど 
それは当たり前ではありません。
 
(能舞台に展示された作品             展示方法も独特        浮世絵の模写 やっぱり巧い!55枚描き切る精神力にも脱帽)
  
そのステージの裏側に立てること、
それを若いスタッフ達が一緒に作っていることの意味を思います。
   
この夢の舞台が手の届く場所だと次世代に伝えてくれる存在
そのくせ、追いつけそうに見えても、決して届かない先を走り続けてくれる存在
   
  
僕は
『ずっと生意気なままでいよう、ずっと自分を信じていよう』
改めてそんなメッセージを勝手に引き継ぎました。
   
僕らは次の世代にどんな背中を見せることができるだろうか?
  
  
**********************************************************
【玉村晋一   玉村 咏   親子 二人展】
京都文化博物館(中京区三条高倉)
9月17日〜24日(日)入場無料
******************************************************
    
   
Will Design 株式会社(神田樹希)